正社員として働ける介護職の仕事探しで指標となるのは、一般的には求人票になります。
しかし、求人票の内容を正しく読み取れないと、入職してから「こんなはずではなかった」と嘆くことになります。
それでは、転職活動時、求人票のどこを見ておけば良いのでしょうか?
求人票で見るべき点として欠かせないのは、給与と賞与、福利厚生の3つになります。
まず、給与で注目しておきたいのは、最低賃金でしょう。
求人票に記載されている給与額は最大の給与を表示していることが多く、介護系の資格を持っていて、ある程度の経験がある人などの場合にもらえる金額が明記されているようです。
そのため、「資格も経験も浅くてもこんな給与がもらえるんだ」という気持ちで記載額を見てしまうと、実際の給与がかなり低いことに愕然とすることになりかねません。
ですので、無資格や初任者研修を終了したものの、実務経験が浅い方は、いくらからスタートするのかを確認しておくことが大事です。
次に、賞与についてお話します。
介護施設の中には、国から支給される処遇改善手当を半年分まとめて支給することを賞与と記載するところもあるので、求人票に賞与の記載があったら、純粋な賞与なのか、それ以外のものなのかを事前に確認しておくようにしましょう。
そして最後に福利厚生ですが、こちらは制度としてあるものの形骸化しているという場合がありますので、こちらも事前確認がポイントになります。
なぜなら、育児休暇や介護休暇などが福利厚生に記載されていても、実際に取得した職員がいない場合は、各種休暇がないに等しくなるからです。
このように、求人票から情報収集し、本当に良い就職先かどうかを判断する目を持つには、介護業界の雇用条件の実態を知っておくことが欠かせません。
しかし、それは容易ではないため、情報収集に不安がある方は、転職サイトを利用してみるといいかもしれませんよ。
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